記憶を失った女性靴職人の波乱万丈な人生を描くサクセスラブストーリー
ソンイン製靴の社長娘・ヨンファは恋人・ジェハとの子を身ごもるが、テソンと結婚。9年後、ジェハの娘・ウンソルはテソンを実の父親だと思って成長していた。そんなある日、ウンソルはテソンがジェハを殺した事実を知り、ショックで記憶喪失になってしまう。
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第1話
大勢の職人たちが靴作りに勤しむソンイン製靴。社長の一人娘・ヨンファは、独立運動のため6年前に満州へ渡ったまま消息を絶った恋人・ジェハを待ち続けている。社長の母のグムソンはジェハは死んだと考えていた。
第2話
6年ぶりに再会したジェハとヨンファ。テソンはこれまで懸命に築いてきた会社も、ヨンファとの結婚も一瞬にして失ったことに絶望してジェハを恨み、陥れようとする。テソンは恐ろしい計画を立てた。
第3話
9年が経過した。生まれた子はウンソルと名づけられ、テソンとヨンファの娘として成長していく。靴が大好きな少女・ウンソルは、明るくて優しいタイプ。彼女はヨンファに連れられ初めて訪れた丘を気に入っていた。
第4話
テソンはウンソルの部屋で忌まわしい記憶を呼び覚ます黄色い花を見かけ、いら立つ。さらにウンソルを厳しく問い詰めてしまう。また、自分に黙って思い出の丘へ行ったヨンファに対する不信感を募らせる。
第5話
テソンは、ヨンファにジェハとの思い出の場所に行ったことを問い詰める。ヨンファはジェハに未練はないと懸命に弁明するが、テソンは一切耳を貸さない。一方、ミリョンはソンギの実子・ユンジェを目の敵にする。
第6話
ブニに連れられソウルを訪れていたジョンオクは、街角で出会ったウンソルと喧嘩をする。一方、テソンはヨンファのことを信ずることができず、酒に溺れる。ヨンファはそんなテソンをなだめようと食事に誘う。
第7話
ジェハの死の真相を追究するキム執事が登場したことで、テソンは不安で居ても立ってもいられない。一方ソンギは、ミリョンがユンジェに冷淡な態度を取り続けるのを見かねて、叱りつけるのだが…。
第8話
ソンギは、ジェハの死の真相を追究する人物がキム執事と知った。すると、弟のチュンギを捜す糸口になればと期待して、キム執事のもとを訪れる。一方、ジョンオクは貧しい暮らしは嫌だとブニに駄々をこね始めた。
第9話
ヨンファは詩集を買いに入った書店で、チュンギらしき人物を見かける。急いで追いかけるが、すでにその姿はなかった。一方、ジョンオクは見たこともない籠を見つけ、自分の生い立ちと関係があるかも、と興味を抱く。
第10話
テソンの口から出た言葉に衝撃を受けたウンソルは逃げ出そうとするが、誤って川に転落。そんななか、ブニはソウルを訪れていた。彼女は戦争中に末娘・ダルスンが亡くなった場所で、思いにふけっていた。
第11話
ジョンオクは昌寧のブニの家で、見知らぬ子が部屋で横たわっているのを見て驚く。ブニ一家はまた子供を拾ってきたと大騒ぎになる。そんななか、テソンは表向きは警察署に捜索願いを出すことにした。
第12話
ウンソル失踪現場でテソンの万年筆を見つけたヨンファ。テソンがウンソルの失踪に関与しているのではないかと疑念を抱き、問い詰めるが、テソンはあらかじめ用意していた替えの万年筆を取り出してやり過ごした。
第13話
テソンはウンソルが発見されるのではないかと戦々恐々。ダルスンが気に入らないジョンオクはかんしゃくを起こし、転倒して肩を負傷。しかし、ブニはけがをした経緯をしっかり聞かず、ダルスンを叱りつける。
第14話
ある夜中、ダルスンはジョンオクを追ってトラックの荷台に隠れ。気がつくとトラックは走り出して、やがて大きな都市に到着する。ダルスンを振り切ったジョンオクは、大きな屋敷の前で策を思いめぐらす。
第15話
14年が経過し、それぞれの人生を歩む2人。ブニに育てられたダルスンは小さな店の靴職人で明るく元気な女性に成長。ジョンオクはヨンファとテソンの養女となりホンジュという名前で、贅沢な生活を送っていた。
第16話
グムソンの遺言のよりヨンファの従兄・ハンスがソンイン製靴の副社長に就任することが決まった。会社はいよいよ自分のものだと思っていたテソンは、予想だにしなかった状況にいら立ちを隠せない。
第17話
ソンインの娘として認められたいホンジュは、テソンに入社させてほしいと頼むが、断られる。落ち込むホンジュだったが必ず入社してみせると心に誓う。一方、ダルスンは鉢合わせしたユンジェと大喧嘩する。
第18話
帽子を盗んだと言いがかりをつけられ、ダルスンはホンジュと口論。相手の言い分を一切聞かないホンジュに、ダルスンは怒るのではなく、当惑する。一方ブニは、一緒に住んでいるチュジャと餃子店を開店し…。
第19話
ホンジュは街中で偶然ブニを見かけ、不安な気持ちになる。一方ダルスンは、勤め先の靴店の社長が不始末を起こしたことが原因で、一時休業になってしまったため、当分の間、餃子店を手伝うことになった。
第20話
黄色い花に気を取られ転びそうになったヨンファをダルスンが助ける。14年ぶりの再会を果たした2人だが、互いに気がつくことはなかった。一方、ホンジュとダルスンは夜学で教師と生徒として再び顔を合わせる。
第21話
ブニは、ジョンオクの所在を教えるという詐欺師の話を信じてしまう。彼女は詐欺師が要求する金を用意しようとして、共同名義人のチュジャに何の断りもなく餃子店を担保にして、闇金業者から借金をする。
第22話
ホンジュは帰宅途中に酔いつぶれたヒョンドを見かけて、彼を自宅まで送る。一方ブニは、だまし取られた金を取り戻そうと、詐欺師から聞いていた住所を訪ねる。しかし、すでに行方をくらましたあとだった。
第23話
自分をかばって自転車と衝突したダルスンの手当てをするホンジュは、自分は小さい頃に肩にけがをしたと話す。そんななか、ブニは闇金業者にお金を返すあてもなく途方に暮れる。ダルスンはジョンオクを探すために…。
第24話
自分を捜す新聞広告を見て動揺するホンジュは、テソンの目に触れないよう社長室から新聞を持ち出す。そんななか、ヨンファがテソンを訪ねてきて、親子3人で食事をすることになり、レストランに向かう。
第25話
夜学の生徒の名前がダルスンだと知りホンジュは仰天する。一方、ダルスンはブニの借金を返すために就職しようと奔走。なかなか働き口が見つからなかったが、ユンジェの診療所の清掃員がけがをして…。
第26話
ダルスンに、ジョンオクであることを認めたホンジュ。だが、ホンジュは二度とブニと会うつもりはないと言い切り、この事実を口外しないように念を押されたため、ダルスンはブニのことを不憫に思った。
第27話
ダルスンはホンジュに対して、ブニに会うよう強く言う。まだ心の準備ができていないとホンジュは逃げようとするが、その会話をブニが聞きつけてしまう。ブニはホンジュに接近しようとするが、もう捜すなと言われる。
第28話
ソンインとハンガンの国際事業部が靴デザイナーを公募するポスターを見たダルスンは、チャレンジすることにした。ホンジュも応募することを決め、次こそソンインの娘としての力を証明するとテソンに言う。
第29話
ブニが自分の実の祖母だと知り、母親について聞き出すホンジュ。ブニはホンジュの幸せのため、今後は姿を見せないと約束して安心させる。一方ハンスは、テソンがウンソルの捜索願いを取り下げていたことを知る。
第30話
ダルスンはデザイン公募への応募のため、ハンガン皮革に足を運んだ。応募用のスケッチはブニが処分したと思っていたホンジュは、ダルスンが提出できたことにびっくりするが、ダルスンには知らないふりをする。
第31話
診療所で居眠りをするダルスン。ユンジェは愛しそうに彼女の髪に触れるが、目覚めたダルスンはユンジェにときめく。ダルスンは慌ててその場を離れようとするが、ユンジェは彼女を引き留めようとした。
第32話
ユンジェからの告白に戸惑いを隠せないダルスン。デザイン公募の一次選考を突破した彼女のために、ユンジェは自らの気持ちを刺繍した腕カバーをプレゼントする。勇気づけられたダルスンは2次選考用の靴制作に励む。
第33話
ホンジュはダルスンが2次選考のために作った靴は、ブニが処分したとばかり思っていた。だが、時間までに無事に靴を提出できたダルスンに、ホンジュは動揺する。選考会の結果、2人の評価は同点となり…。
第34話
ホンジュは金ずくでダルスンたちにソウルから出るよう迫ろうと、餃子店に来た。しかし、借金取りに脅されている様子を見て、借金が返せなければソウルを出て行くしかないと考え、その場を離れた。
第35話
ホンジュのたくらみで、無免許での鍼灸の施術を告発されたチュンギは警察署に連行され、ダルスンも同様に取り調べを受けることになった。ユンジェはこれを聞きつけて、2人には知らせずに弁護士を雇う。
第36話
ダルスンがソウルを離れることを知ったユンジェは、自分に黙っていたことに怒りを隠せない。一方、ダルスンはソウル製靴を廃業に追い込んだ張本人はホンジュだと知った。これがきっかけで、ソウルに残ることにする。
第37話
ホンジュは国際事業部の靴サンプル製造員として入社したのがダルスンだと知り慌てる。なぜソウルを離れなかったのかブニを問い詰めるが、時すでに遅かった。テソンはハンスとヨンファが昌寧を訪ねていたことを知る。
第38話
ホンジュは、ユンジェがハンガン皮革の社長のひとり息子だと知った。また彼女はユンジェがヒョンドに電話で頼んだダルスンへの伝言メモを破り、ダルスンの代わりとして自らメモに指定さた待ち合わせ場所に向かう。
第39話
ホンジュは、ダルスンを待つユンジェに偶然を装い接近し、ダルスンとユンジェが交際していることを確認する。しかし、彼女は同時にユンジェにときめきを感じてしまう。一方テソンは、ある事実を知って驚く。
第40話
ユンジェは、落ち込むダルスンをレストランの前に待たせておいて、自分は花を買いにいく。ところが、その間に偶然同じ店にやってきたソンギがダルスンと話しているのを目撃。つい物陰に身を隠してしまう。
第41話
ダルスンに対する嫌がらせのため、靴を焼却炉へ投げ込んだホンジュ。しかし、その靴はヨンファが誕生日に合わせて毎年作るウンソルの靴だと知って彼女は慌てる。靴はすでに焼け焦げてしまっていた。
第42話
ウンソルの靴を燃やした張本人だとテソンに気づかれたホンジュ。ヨンファにだけは内緒にしてほしいと懇願されたテソンは、彼女の弱点を握っておこうとして、ヨンファには真実を話さないことにするが…。
第43話
ホンジュが気がかりで彼女が住む家の前をうろつくブニ。テスクが勘違いしたため、家の中に迎え入れられ、そのまま家政婦として働くことになった。ホンジュは憤慨しつつ、自分たちの関係性がバレることを心配する。
第44話
ブニの荷物の中から、ダルスンは片方だけの子供靴を見つけた。ブニによると、それは14年前に川で溺れてしまったダルスンが履いていた靴らしい。一方、ヨンファはなぜかダルスンにウンソルの姿を重ねていた。
第45話
ヨンファはホンジュが提出した靴のデザインが、行方不明になった日に履いていたウンソルの靴であることに気づく。また、彼女はホンジュを呼び出して、そのデザインをした経緯について問いただすのだが…。
第46話
ブニにダルスンの靴を持ってこさせたホンジュは、ウンソルだと確信。また、ホンジュは審査の発表前に自ら認めることをしなければ、デザインが盗用である証拠を見せると言ったダルスンの言葉を思い出した。
第47話
ダルスンはユンジェの両親との初対面で、ユンジェの父親がハンガンの社長だと知り驚く。ユンジェの両親、特にミリョンはダルスンを露骨な言葉で中傷。そんな両親に腹を立てたユンジェはダルスンと共に店を飛び出す。
第48話
警備員に気づかれずにサーモンレザーを盗むことに成功したホンジュは、街の皮革問屋にレザーを売り渡す。翌朝、テソンはレザーが消えたという報告を受ける。そこで、ヒョンドに調査を任せることにした。
第49話
ホンジュは皮革問屋の社長から連絡を受け、慌てて店舗に駆けつけ、サーモンレザーを売った犯人はダルスンだと言い張るように指示する。その様子を隠れて見ていたヒョンドは、ホンジュの魂胆を知った。
第50話
ブニの家でテソンと鉢合わせしたホンジュは、適当なことを言ってその場をしのぐ。彼女は、テソンが自分とブニの関係を疑っていることを確信した。テソンはホンジュとブニの関係について確固たる手掛かりを探す。
第51話
ブニが事故に遭ったと聞いたチュジャとチュンギは、慌てて病院へ向かう。途中で2人を見かけたユンジェも一緒に病院へ向かう。一方ブニを見捨てたホンジュは、テソンが自分の本名や素性を突き止めたと直感する。
第52話
ホンジュがブニの孫で14年間記憶を失ったふりをしながら自分をだましてきたことを知ったヨンファは、裏切られた思い、許すことができない。また、ホンジュは泣き落としにも失敗し、1人で家を出ることにした。
第53話
ダルスンを呼び出したミリョン。金の入った封筒を渡してユンジェと別れろと迫る。ユンジェはそれを目撃し、ダルスンの手を引きその場を離れた。その夜、ユンジェはミリョンにダルスンへの謝罪を求める。
第54話
ダルスンの家で、ダルスンが本当にウンソルなのか確かめようとするテソン。ブニの目を盗んで部屋中を物色して、1枚の写真を見つける。そこには子供の頃のウンソルとそっくりな少女とブニが一緒に写っていた。
第55話
ダルスンはミリョンからタライの水を浴びせられた。そこに帰って来たブニは、旧知のミリョンがユンジェの母親だと知って驚く。そしてブニも、ダルスンとユンジェが付き合うことには反対だと言いだす。
第56話
ウンソルのことを隠そうとするテソンの行動に疑問を抱くホンジュ。ギルサンに命じて処分しようとしたダルスンの幼い頃の写真を手に入れるが謎は深まる。一方、ユンジェはブニに対してミリョンの非礼を謝罪する。
第57話
ホンジュのことを許さないヨンファ。ホンジュはウンソルの写真を見せてテソンを脅迫し、ヨンファを説得しろと迫る。そんななか、ダルスンはソンイン製靴の前で不意に子供の頃の記憶の断片が蘇り…。
第58話
工場で大型ファンが落下した。ホンジュはヨンファの身代わりになって負傷する。ホンジュの思惑どおり、ヨンファは意識不明のホンジュの姿に心を痛める。そんななか、ダルスンはユンジェとの別れを決意する。
第59話
意識不明を装っていたホンジュが、ようやく目を覚ましたふりをする。ヨンファはホンジュにだまされたことに気がつかず、回復したことに感謝。一方、ダルスンの力になりたいチュンギはソンギに会うことを決意する。
第60話
ユンジェと別れた翌日、もやもやとした気持ちを抱えたまま出社したダルスン。ホンジュは彼女の海外研修が決まったことに安心して、ブニを訪ねると約束。また、テソンはダルスンの出国日を10日後に決めてしまう。
第61話
ダルスンが失った記憶を少しずつ取り戻していることを知ったテソン。どこまで記憶を取り戻したか確かめるため、自分の息のかかった医者に相談してみるようダルスンに勧める。彼女はこれに従い…。
第62話
行方不明中のウンソルとそっくりな人物が見つかったという連絡を受け、ヨンファは慌てて警察署へ向かう。テソンによる嘘の情報だったが、ヨンファはこれを信じ、ウンソルは死んでいると聞いて涙に明け暮れる。
第63話
ヨンファは亡きウンソルへの想いを断ち切るためにチョンゲ清渓川へ向かう。そこに居合わせたダルスンとのひと時は彼女の心を癒やす。ヨンファをだましているテソンは、ウンソル名義の財産を手に入れようとする。
第64話
テソンは見知らぬ女性が酒場のVIPルームに勝手に入って来たことに驚く。彼女は闇金業者に追われていたダルレで、テソンの口をふさぎ難を逃れる。ダルレは怒るテソンを残して酒場を出たのだが…。
第65話
VIPルームの男がソンインの社長だと突き止め、テソンの留守中に社長室に入り込んだダルレ。ホンジュに警備員を呼ぶと警告され退散する。彼女は自分が産んだ子の名前も知らない父親こそがテソンではないかと考える。
第66話
ユンジェを訪ねて中渓洞の酒場にやってきたソンギは、一緒に酒を飲んでいた男を紹介される。しかし、その男こそ自分が長年捜し続けてきた弟のチュンギであることを知る。兄弟は感動的な再会を果たした。
第67話
ホンジュの血液型が自分と同じRH-ABであることを知ったテソンは、彼女が自分の実子かもしれないと考え始める。いつもは気に留めていなかったホンジュの姿をじっと観察するにつけ、自分によく似ていることを知る。
第68話
デザイン対決でダルスンの羊毛ブーツが選出された。これが納得できないホンジュ。憂さ晴らしで、ダルスンに侮辱の言葉を浴びせる。そこに通りかかったヨンファは、ホンジュを自分の部屋に呼び出し、叱責する。
第69話
テソンはダルスンのものと同じデザインの羊毛ブーツが、ミョンソン製靴から発売されるという広告を見た。ダルスンは社長室に呼び出され経緯を尋ねられる。しかし、身に覚えがなく困惑するばかりだった。
第70話
ヒョンドは事件の経緯を調べるうちに、ダルスンの羊毛ブーツのデザインを漏らしたのはホンジュで、ダルスンを陥れいれるためだったと知り衝撃を受ける。ホンジュはヒョンドに目をつぶってほしいと懇願する。
第71話
以前スカーフを貸してくれたホンジュと町で偶然再会したミリョン。自分の家に彼女を招くが、診療所を辞めたユンジェが戻ってきて、一緒に食事をすることになった。ミリョンはホンジュの素性を知り驚く。
第72話
ヒョンドは検察から贈賄の疑いで取り調べを受けるが、検事がなぜか自分の裏帳簿を持っていることに動揺する。ダルスンは出勤してこないヒョンドが検察で取り調べを受けており、収監されるかもしれないと聞く。
第73話
ヒョンドが拘置所に移送されると聞いて居ても立ってもいられなくなったソンギは、検察庁に勤める知人に捜査状況を尋ねる。すると、ヒョンドが容疑を認めたため、現在起訴の検討中であることを知る。
第74話
ヨンファは、テソンが手のひらを返したようにホンジュに優しくなり、彼女がダルスンを陥れようとしたことを許し、デザイナーに戻したがっていることに困惑する。あろうことか、彼女はダルレにその悩みを相談する。
第75話
ダルレがヨンファの秘書になったことを知ったテソンは驚がくする。ホンジュはダルレにさらなる違和感を覚える。ソンギはヒョンドの贈賄事件に作為的なものを感じ心当たりを尋ねるが、ヒョンドは多くを語らない。
第76話
ホンジュはユンジェと一緒にいるところに、ダルスンがやってきて焦る。また彼女は、ユンジェはダルスンが予定どおり渡米したと信じているため、国内にいることがわれば気持ちが戻ってしまうのではと思っていた。
第77話
ユンジェは、偶然ダルスンと再会し驚く。また彼は抑えていた気持ちがあふれ出すが、ダルスンも同様であった。一方ハンガンを離れたヒョンドもまた、自分のダルスンへの気持ちが恋愛感情だったことに気がつく。
第78話
ダルレが実の母だと知り驚がくするホンジュ。それと同時に、テソンが実の父であることに安堵する。一方、ユンジェを突き放そうとするダルスン。だが、彼への思いは断ち切りがたく再び付き合うことになった。
第79話
ユンジェはダルスンの友人・ミョンスクの治療のため、中渓洞の空き家を訪ねる。彼女は労働運動に参加しており、警察に追われて、負傷して隠れていたのだった。そんななか、ホンジュはあることを知る。
第80話
ホンジュの通報により、ユンジェとダルスンは警察に連行される。2人ともスパイ容疑をかけられて中央情報部に移送され拷問を受けることになる。また、事件を担当する検事はテソンの息のかかった人物だった。
第81話
ソンギは事件の中心人物を除き、容疑者を釈放するという知らせに安堵する。だが、ユンジェは自白したため釈放されないと聞きき狼狽。ダルスンはテソンからユンジェとの面会を勧められ、中央情報部へ駆けつける。
第82話
ハンガンを潰そうとするテソンのたくらみに気がついたソンギ。会社を守ろうと、さまざま手を尽くすが、事態は深刻で、打開策が見いだせない。一方ユンジェは、自白した自分が釈放されたことに疑問を抱き…。
第83話
ソンギを訪ねたダルスンは彼とミリョンの前にひざまずき、ユンジェが自分を救うためにした行動が、ユンジェやハンガンまでをも危機にさらしたとして謝罪する。ミリョンは激怒して、ダルスンを追い出そうとする。
第84話
ユンジェはテソンにハンガンを助けてくれるよう懇願するが、全く相手にされない。その様子を見たホンジュは、自分がテソンに頼んだのはユンジェを救うことで、取引して苦しめることではないと主張する。
第85話
ダルスンは、チュンギからもらった詩集を手に取り、そこに彼が書き込んだイ・ジェハという名前に不思議な既視感を覚える。一方、ミリョンはハンガンが危機を迎えていると知り、食事を用意して温かく迎え入れる。
第86話
テソンはソンギの入院を知り、嫌がらせのため見舞い行く。しかし、そこで自分のジェハ殺しの罪をかぶせたチュンギを見かける。ソンギとチュンギがすでに再会していたことに驚がくしたテソンは…。
第87話
回顧展でジェハが紹介されることをダルスンから聞いたチュンギは感慨にふける。一方テソンは、チュンギが24年前の真相に気づいたり、回顧展でヨンファと再会したりすることを恐れ、元刑事に接触する。
第88話
チュンギとヨンファの再会を阻止しようとするテソンは、口実をつけヨンファを回顧展の会場から連れ出す。会場では、彼の秘書・ギルサンが当時チュンギを拷問した元刑事に近づき、買収工作を行う。
第89話
逃げ場を失ったテソンは、ビール瓶でチュンギの頭を殴る。倒れたチュンギは、石に頭を打ち致命傷を負う。一瞬で広がる血をぼんやり眺めていたテソンは、誰かが近づいてくる気配を感じ、とっさに身を隠す。
第90話
チュンギの遺品からテソンのライターが見つかり、テソンは容疑者として連行された。彼を救おうと、ギルサンとダルレは、事件当日のテソンのアリバイを作り口裏を合わせる。ライターについては、嘘の証言をする。
第91話
テソンが買収した事件の目撃者は、ヨンファとチュンギが激しく口論をしていたと嘘の証言をする。このため、ヨンファはチュンギを殺害した容疑者として警察に連行され、取り調べを受けることになった。
第92話
留置場で人生を振り返ったヨンファは、ジェハの死の真相など、テソンにだまされてきたことに気づく。悔しさのあまり、嗚咽を抑え切れないヨンファ。拘置所に移送される日、人ごみのなかでジェハに似た人を見つける。
第93話
3年が経過した。事件のショックで心を病んだヨンファだったが、日常生活に支障がない程度まで回復したため、自宅へ戻る。しかし、幼女のように振る舞う彼女の姿は以前とは全く別人のようであった。
第94話
テソンは家に戻ったヨンファの奇妙な行動に驚くが、長い入院生活が影響していると考えて受け入れる。しかし、ひとりでいる時の彼女の表情は、テソンに見せる幼女のようなそれとは全く違ったものだった。
第95話
テソンには内緒で、ヨンファを料理教室へ通わせることにしたダルレ。教室で院長と2人きりになると、以前の表情に戻ったヨンファは高額な謝礼を提示。レッスン時間中にダルレには内緒で外出させてほしいと訴える。
第96話
ダルスンとユンジェは、偶然3年ぶりに再会。2人はすでに心の整理がついていると思っていたが、いざ出会うと3年前の感情が一気に蘇り、気持ちが揺れてしまった。そんななか、ダルスンは嬉しい注文を受ける。
第97話
ダルスンは街中で偶然ヨンファに出会うが、噂とは異なり、以前のままの姿だったことを不審に思う。一方、女優のハ・ミエのマネジャーはテソンの秘書・ギルサンと結託し、ダルスンの靴をわざと忘れていく約束をする。
第98話
ハ・ミエの靴の件で批判されるテソンは、ダルスンへの直接謝罪に追い込まれる。その写真が新聞に掲載されると、さらにマスコミの風当たりが強くなるが、これはヨンファとハンスが背後で手を回したためだった。
第99話
高級クラブ「ミラクル」のオープニングセレモニーに参加したテソンは、ミラクルの社長がヒョンドだと知り驚く。また彼はヒョンドの背後に資金力のある人物がいることを直感し、その人物が誰か調べるよう指示を出す。
第100話
光復記念会にテソンと一緒に出席したヨンファ。事件以来、初めての公の場で、ヨンファに記者の関心が集中。テソンは余計なことを話すのでは、と気が気でない。ハンガン皮革は博覧会のデザイナーを決定した。
第101話
ブニは清渓川で救った時ダルスンが持っていたバッグを見つけるが、彼女がダルスンかもしれないという疑念を振り払う。テソンは、ヨンファの会見を聞いたダルスンが、自分がウンソルだと気づくことを恐れる。
第102話
ブニはダルスンがウンソルであることを確信。そのことを家に来たテソンに伝える。否定してもさらに言い募るブニにテソンは慌てる。彼は、ホンジュやダルレのために事実を隠しておくよう、ブニを説得する。
第103話
ヨンファは、ウンソルの部屋で清渓川で消えた時に持っていたバッグを発見した。また、ブニがそのバッグを持って自分を訪ねてきたことを知ったヨンファは、ダルスンがウンソルだと確信するのだが…。
第104話
ダルスンを見かけて胸がいっぱいとなるヨンファ。彼女に駆け寄ろうとした瞬間、ギルサンがダルスンをつけているのに気づき、身を隠す。そんななか、ヨンファを急いで連れ帰ろうとするダルレが料理教室に駆けつける。
第105話
イ・ジェハの写真とメモが手元に届いてから、テソンは不安な気持ちが日ごとに増していく。そこに中村が姿を現した。彼こそは27年前、テソンと結託してジェハを銃撃した日本統治時代の警察官だった。
第106話
ヨンファは料理教室に駆け戻り、ダルレよりひと足早く到着したため、危機を脱する。そんなヨンファの様子を見ていたケンタは、彼女が落としていったウンソルの写真を拾い、その顔を凝視するのだった。
第107話
ソンイン製靴の前で、イ・ジェハによく似た男に鉢合わせして驚くテスク。テソンにそのことを伝えるが、彼はまともに取り合わない。そんななか、心待ちにしていた投資家・スティーブからの連絡が入る。
第108話
ユンジェに告白して断られたホンジュは、博覧会の仕事を辞めようと荷物を取りにハンガンに立ち寄った。すると、そこで泥棒と鉢合わせしてしまう。ホンジュは博覧会に出すための大事なサンプルを守ろうとして…。
第109話
ソンインの前で偶然ケンタを見かけた中村は、ジェハによく似た姿に仰天する。その後、ケンタはソンギと面会するが、彼もジェハとそっくりなケンタに驚く。一方、ユンジェはダルスンと再会する。
第110話
ケンタはハンガンの前で見知らぬ男が自分を見て怯えたような表情を見せたことを思い出し、その男が何者なのか、考え始める。一方、ホンジュはユンジェがダルスンのことを忘れていないのを知って…。
第111話
ダルスンは博覧会の入り口でボンシクから、ユンジェがホンジュの看病のため博覧会に来ないと聞き、引き返すことにした。また、彼女はヒョンドに、ユンジェとホンジュの関係に対する自分の複雑な気持ちを伝える。
第112話
ヨンファとハンスは、スティーブと接触したケンタの真意が気になっていた。中村はケンタをジェハだと思い込み、ケンタを見かけたハンガンに足を運び、イ・ジェハという人物を知っているか、と聞いて回る。
第113話
ダルスンは問題のある革を使った靴の全回収を決め、ミラクルの従業員に謝罪する。非難を受けながらも、彼女は安全な材料でもう一度靴を作らせてほしいと懸命に訴える。ケンタは、自分に靴を作ってほしいと依頼する。
第114話
テソンは自宅に戻りヨンファがいることを確認するが、それでも違和感を覚え彼女のことを疑う。一方、ホンジュが入院している病院でユンジェに会ったテソンはホンジュとの交際は認めないと強く言うが…。
第115話
ダルスンは少しずつ蘇る記憶に混乱する。子供の頃、両親と一緒に訪ねた中華料理店を思い出すが、肝心の両親の顔が思い出せない。その頃ホンジュは、ソンギにユンジェとの仲を認めてほしいと涙を流す。
第116話
第二工場を設立し事業拡大を目論むテソンの計画が大々的に報道されたため、注目を浴びる。一方、ユンジェとホンジュは博覧会で評判の良かった展示品を商品化して、共同で事業化しようと意気込んでいた。
第117話
ヨンファはソンインの元役員と接触し、テソンを社長から解任するため臨時株主総会を開くため行動してほしいとお願いする。だが、テソンは自分の危機は2人の計略によるものだと気づき、ヨンファを軟禁しようとする。
第118話
ヨンファが事故に遭い意識不明の重体であることを知り、もっと早く手を打てていたら、と自責の念に駆り立てられるケンタ。ソンインの株が市場に出回っていることを知り、すべて買い占めることをヒョンドに指示する。
第119話
テソンは記憶を回復させたダルスンを歓迎するそぶりを見せるが、一方では彼女の記憶がどこまで戻ったのか掌握できず、不安な気持ちに駆られる。また、ダルスンもテソンのことを信用し切れず警戒する。
第120話
テソンへの疑念に正面から立ち向かおうとするダルスンは、同居することを決意する。また彼女は、テソン一家を訪ねて自分の意志を伝える。思いがけない展開となり、テソンとホンジュは動揺を隠せない。
第121話
ダルスンはテソンに、ウンソルが生きており家族のもとに帰って来たことを公表するよう頼む。すると、テソンは渋々記者会見を開く。ユンジェはそのことを新聞で見て、ダルスンが自分の初恋の相手であったことに驚く。
第122話
ユンジェの気持ちが再びダルスンに傾くのではないかと気が気でないホンジュは、先手を打ってユンジェにプロポーズをする。ユンジェはためらった。それでも彼はホンジュの気持ちに応えようと、ソンギに許しを求める。
第123話
シン会長がジェハではないことに確信が持てないテソンは、ジェハがキノコアレルギーだったことを思い出し、キノコが入った料理を注文して試そうとする。ホンジュはユンジェの関心が離れないよう事実を隠し続ける。
第124話
ホンジュはユンジェからプロポーズを受けた。このことをダルスンに自慢するだけに止まらず、ホンジュはあろうことか婚約式で履く靴のデザインをしてくれと嫌がらせを言う。ダルスンはきっぱりと断った。
第125話
スパイ事件でユンジェとダルスンを密告したのはホンジュだったと判明し、大騒動に発展する。一瞬にして心が離れてしまったユンジェの厳しい態度にホンジュは絶望。彼女はわらにもすがる思いでソンギを訪ねる。
第126話
ダルスンはチュンギが死に際に話していた詩集を探す。それがテソンがジェハを死なせた証拠だと確信したためだった。中村はシン会長が自分を捜していることを知り、27年前に自分が手に掛けたジェハだと思い込む。
第127話
意識を取り戻したヨンファは、ダルスンと涙の再会を果たす。ヨンファは彼女に、これまで近くにいたのに気がつかなかったことや、苦労をかけたことを謝る。さらに、本当の父親はテソンではなくジェハだと打ち明ける。
第128話
ヨンファの証言もあり、しらばっくれることができなくなったテソンは、ダルスンを人質にとってギルサンと共に逃亡する。その頃、ホンジュは新聞記事でテソンの過去の悪事が事実と知り、ショックを受ける。
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